NHK朝の連続テレビ小説『べっぴんさん』から。女性四名で創業した子ども服の店が軌道に乗り、株式会社になった。組織体制をしっかりさせて社会的評価を確かなものにしようと、社員がお互いに名字で呼び合うようにする。ところが、人間関係がぎこちなくなって…。結局、元どおり下の名前を使うことに決まった時にしみじみと語られた言葉。
目の前におられる人をどう呼ぶか、どう呼ばれるか。また、名字か名前か、役職名か。その下に「先生」がつくのか、「ちゃん」なのか。呼び名はどういう関係が結ばれているかを物語っている。
〈南無阿弥陀仏〉
仏から呼ばれ、仏を呼ぶ名である。
[真宗大谷派指月山西誓寺寺報「ルート8」187号を転載]
■天野祐吉■
別品。いいねえ。世界で1位とか2位とか、何かにつけてそんな順位を競い合う野暮な国よりも、戦争も原発もない「別品」の国がいい